2013年4月4日




五平餅学会・親子でつくり試食



 子どもたちの春休みに合わせて地域の郷土食に触れてもらおうと豊田市役所東庁舎の栄養指導室で27日、五平餅に関する教室が開かれた。市内在住の小学生と保護者38人が歴史や自宅でも簡単にできるつくり方を学んだ。
 食文化への興味を高めてもらうため、市が2008年から行っている食育推進計画の一環として初めて開催。市内の五平餅販売店などでつくる「とよた五平餅学会」(野田清衛会長=野田味噌商店)が講師を務めた。
 初めに同会学芸員が五平餅の歴史や起源について説明。愛知、長野、岐阜県の一部でのみつくられているもので「三河でも豊田から山側でしか見られない。豊田の地域性を表す食べもの」などと伝えた。
 実際の調理では、すり鉢で潰した米を串につけた後、専用の味噌を塗り、ホットプレートで焼いた。車やわらじなどの型も用意されており、親子で協力しながら楽しそうに料理した。  調理法に興味があったという加藤雅子さん(68)=青木町=は孫の颯真くん(7)と参加。「米をこねるのは手間がいるが、簡単につくれた」と感想を話した。
 同会は2010年1月に発足。「とよた五平餅」を地域ブランドとしてPRするため、市内外のイベントに参加するほか、歴史を郷土文化と併せて研究している。
 野田会長は「子どもたちが大人になったとき、五平餅を思い出の料理に挙げてくれればうれしい。豊田市民全員が餅をつくれるのが夢」と語った。【九郎田宏之】