問題となっている産廃施設は鉱山会社「豊徳鉱山」(瀬戸市)の最終処分場。




市などによると、ガラスの原料、硅砂採掘跡地の約8万6200平方bに79万3830立法bの埋め立て許可を受け、88年以降、プラスチック廃材や建築廃材などを埋め立て処分。
しかし、約30万立方bが野積み状態で過剰に保管しているとして、市は昨年12月15日、適法に埋め立てを行って廃棄物の飛散・流出防止などの対策を14年12月15日までに実施するよう措置命令を出した。
同時に産廃処理施設の許可を取り消す処分もした。
 この問題は「自然の叡智」をテーマに愛知万博が行われた05年に地元住民の市への通報で表面化。
市の改善勧告に対して同社は「約10万立法bを過剰に受け入れているが、圧縮によって最終処分場に全量埋め立てが可能」と報告。
市が放置を黙認してきたとしか映らないが、「仮起きした廃棄物を最終処分場に埋め立てるよう05年9月に『改善勧告』を出した。
以後も推移を監視し、指導してきた」(末継部長)。
 市は過剰保管について、撤去も考えたというが、同社の財務状況から「撤去は無理」と判断。
14年12月を期限に工事を実施するよう命令。
関係者によると「処分するのに1万立法bで1億円かかる」という。
同社は今月から流出防止のため周囲にえん堤を築くなどの工事に着手した。
 光岡議員は「本来改善命令を出してから措置命令を出すのが筋。
どうして放置してきたのか」と指摘するが、環境畑ではなかったが4月に環境部長に就いたばかりの末継誠之氏は「豊徳鉱山の提出した措置計画書を技術、財務状況から検討し、期限までの履行は可能」と判断。
地域住民が懸念する地下水汚染については「水質検査などでチェックする」と述べた。
 地元の八草自治区の都築昌巳区長は「自治区として企業と再三話を進めてきたが一向に改善されなかったが、市が措置命令、免許取り消しをしたことで方向は決まった。
異物の流出防止や環境への影響などきちんと履行されるのか監視していきたい」と話している。